給水ポンプ 制御方式による水圧の違い編

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給水ポンプをインバーター制御にすることによる利点として、水圧の変動が少なく制御がしやすいというものがあります。水圧変動について比較します

給水ポンプユニット機種は

  • 口径40A
  • 2.2kw
  • 単独交互

で調べました。

定圧給水ポンプユニットの場合

定圧給水ポンプユニットの場合はポンプの最大能力の締切圧力=停止圧力となります。この圧力値は変更できません。

項目 エバラ
40BDRMD52.2A
川本製作所
KB2-405A2.2
テラル
NX-LAT402-52.2D
停止圧力 56m 52m 53m
始動圧力 23~50m※1 33~44m※1 28~46m※1

※1 設定可

吐出し圧一定(減圧弁制御)給水ポンプユニットの場合

 吐出し圧一定給水ポンプユニットの場合は減圧弁で制御している為、極少水量時に水圧が設定水圧より上がります。

項目 エバラ
40BIRMD52.2A
テラル
NX-PCL402-52.2D
減圧弁
設定圧力
26.5~50m※1 29~47m※1
停止圧力 設定圧力+α 設定圧力+α
始動圧力 減圧弁設定圧力-3m
(標準設定時)
減圧弁設定圧力-5m
(標準設定時。最小-€3m)

※1 設定可

推定末端圧力一定(インバーター制御)給水ポンプユニット

推定末端圧力一定給水ポンプユニットの場合、インバーター設定値=推定末端圧力です。吐出し圧力は「=使用水量時における配管損失圧力+推定末端圧力」となります。

配管損失圧力:配管を通る水量が多いと配管内を通る抵抗により末端では水圧が下がります。その為、末端で同じ水圧を得るためには、水量が多くなった場合には、水圧を多くかけなければなりません。

項目 エバラ
40BNAMD2.2A
川本製作所
KF2-40A2.2
テラル
NX-VFC402-2.2D
インバータ
設定圧力
20.4~52m※2 30~48m※3 30~57m※2
停止圧力 インバータ設定圧力
(小水量検知時間可変あり)
インバータ設定圧力
(10L/min以下検知)
インバータ設定圧力
(所定流量以下検知)
始動圧力 停止圧力-€3m 停止圧力-€4m 停止圧力-6m
(標準仕様時)

※2 設定可(推定末端圧) ※3 設定可(推定末端圧もしくは吐出し圧)

 カタログから各機種の数値を拾い出しましたが、ポンプ停止制御に対しては水量検知(およそ10L/min)を基本としながら前回停止時間、フロースイッチ開閉回数、直前運転時間※4などを考慮し停止時間を調整しています。

※4 エバラカタログより

各制御方式における末端水圧の変化比較

 末端水栓における各制御方式による違いを図に表してみました。
給水ポンプの制御方式の違いによる末端水圧の変化
表はエバラのポンプによるものです。多少判りやすいように書いてありますので実際の数値とは異なる場合がありますので御了承ください。

  • 定圧制御(赤)は圧力を変更できませんのでポンプの能力がそのまま水圧としてでます。
    ポンプ設置後に水圧を下げることはできません。
    始動圧力の設定値によっては停止圧力との変動差が大きくなります。
  • 減圧弁方式(緑)では、ポンプ吐出し側では一定水圧ですが、水量が増えるとともに配管圧力損失により末端圧力が低下します。また極小水量域(図中左側)では圧力が上昇します。矢印の範囲で設定変更が可能です。
  • インバーター方式(青)では、末端水圧制御方式により末端圧力はほぼ一定となります。矢印の範囲で設定変更が可能です。起動時にはインバーターにより徐々に水圧が上昇するため、他の方式に比べ衝撃が緩和されています。
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