フレキ管 曲げすぎ注意!

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 先日伺った給水ポンプを設置してある現場で、フレキシブル管(略してフレキ)を曲げて施工した現場をみて思ったひとこと「曲げすぎ!」 さてこのフレキ、どこまで曲げていいのか?調べてみました。

曲げて取付けたフレキ管

フレキ管1
resize0216.jpg
 こんなに曲げていいものなら、給水ポンプへの配管は全部フレキ管で接続すれば楽でしょ。特に下の写真の上側の配管接続口直近の曲げは結構きつそうに見えます。

どの程度曲げて使用できるのか?

 フレキには玉ゴムフレキを使用する場合もありますが、今回、取り上げるフレキ管については株式会社テクノフレックスのフレキシブルメタルホース(写真の商品とは別のものです)について調べました。

こちらのF110(フランジ型)、S210(ユニオン型)について調べました。
f110.jpg
F110(フランジ型)
s221.jpg
F221(ユニオン型)

 まずフレキですが、給水ポンプ機器の振動が配管に伝わり金属疲労や騒音などの抑制のために、機器と配管の間に必ずいれます。ポンプの吸込み側、吐出し側それぞれにフレキが無い場合は材料費と手間を省いた手抜き施工です。メーカーカタログによると下記のように曲げ半径というものがあります。曲げ半径とは写真の通り配管の中心を円周とした場合の半径のことです。
曲げ半径
その中にも実用繰返しとあります。

実用曲げ半径
シワ、偏りが生じない曲げ半径の最小値
繰返し曲げ半径
1Mpa加圧のもとで直線状と湾曲変形を繰返す際、疲労回数が3000サイクルとなる湾曲の半径

下記はその一覧表です

曲げ半径(mm)
配管口径 実用 繰返し
25A 90 290
32A 90 340
40A 110 430
50A 170 540
65A 200 580

 上の写真の例では配管口径40Aですので曲げ半径(実用)の場合110mmまで曲げられます。ぎりぎり範囲内でしょうか。給水ポンプ機器などは大きく移動したりするものでもないと思いますので、実用の曲げ半径内での施工で問題ないのかもしれません。

 しかしながら曲げた場合は曲げた側には許容量が少なくなるので、あまりお勧めできる施工ではないと言えるでしょう。施工者側からすると、配管施工で曲げ部(エルボ)を使用しないので手間は省け、材料費も若干安く仕上れるので楽でしょうし、漏水しなければ問題ないと言えば問題ないですし、このような施工方法をとってしまうと想定されます。

 ですが経年経過により多少ならずとも金属疲労があると想定されるのと、先ほど述べた許容量が曲げ側に少なくなるといったことを踏まえ、曲げずに接続するのがベストだといえます。あくまで、調整できない配管中心点のずれ、および、ポンプ機器振動の伝達抑制、ということを目的としたフレキであって、手間を省く為のフレキではないと述べさせていただきます。

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