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弊社では当該機種の修理はサポートしておりません。ポンプユニット全体の交換は可能です。
コンテンツ
佐山製作所 ユニフォスオトナイザー UFD-3A-12
FRP水槽・水中ポンプ・制御盤・ポンプユニット・圧力調整弁で構成される給水ポンプユニットです。
- 1993年製
- 水中ポンプ 吐出口径 32A
- ポンプユニット口径 50A
- 圧力調整弁 40A
- 単独交互運転
- 吐出圧力一定制御給水
- モータ出力 0.75kW
- 水量 25~65L/min
- 揚程 30~66m
銘板 管理票
水中ポンプ グルンドフォス SP3A-12
ポンプ出水口
水槽壁面についているバルブを閉じることで水槽の水抜きをせずにここからポンプを引き抜くことが可能です。
ポンプ本体
写真の左部分はモータ、中央が吸い込み口、右側が吐出し側です。深井戸水中ポンプタイプですので12段という多段羽根車の構成になっており、出力の割りには高揚程がだせます。デンマーク製です。
オトナイザー制御盤
結線図
ポンプユニット
外観
側面
圧力計、制御盤との結線方法、圧力スイッチの設定の記載があります。圧力スイッチはフロースイッチのバックアップ用となっており、基本的にはフロースイッチで起動停止をかけています。
内部
- 圧力タンク
- 圧力スイッチ saginomiya FNS-C110
- フロースイッチ 東京フローメータ研究所(現在:東フロコーポレーション) FC-SX26
- 凍結防止用電球
- 圧力ゲージ
- 逆止弁(箱の外側に配置されています)
フロースイッチと圧力スイッチ(フロースイッチのバックアップ用)が直列に配線され制御盤[FS][PC]端子に接続されます。電球はサーモスタットを介し制御盤の凍結防止用ヒータ端子に接続されます。
圧力スイッチ saginomiya SNS-C110
圧力スイッチは0.4Mpaに設定されていました。FNS-C110の入切差は0.025Mpa固定ですので、0.365Mpa以下もしくは水流検知で起動(回路断)、0.4Mpa以上・水流無しの状態で停止(回路導通)という設定でした。
カバーを取り外したところ
フロースイッチ FC-SX26
圧力調整弁 GD-20R
ポンプの吐出し側配管に接続され指定水圧になるよう水圧を水槽へ戻しています。故障した場合に水圧が不安定になったり、ポンプが止まらなくなったりします。
外観
本体
ヨシタケ GD-20R 2.5~7.0kgf/cm2口径 40A
圧力調整方法
圧力スイッチの設定圧を[給水圧力-0.3cmHg]とするようです。-0.3cmHg=-0.3×0.00133MPa=-0.000399Mpaです。
まとめ
ポンプが頻繁に起動停止を繰り返していたり、ポンプが止まらなくなり過運転ランプが点灯する不具合を見かけます。佐山製作所は2010年に倒産していますので他社製ポンプユニットへ切替としています。弊社ではランニングコストも抑えられるインバータ制御 陸上型の給水ポンプユニットをお勧めしております。
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