佐山製作所 破産手続開始申立の準備に

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貯水タンク、給水ポンプの佐山製作所が事業停止のニュースが入ってきました。

東経ニュース より抜粋

平成18年1月10日、平成19年10月18日、平成22年6月9日ほか特別情報東京版で、また、平成22年6月9日NewsASNA号外で決済不調を既報の当社は、6月21日、事業を停止し、事後処理を飯島 歩弁護士(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー14階、TEL 03-5219-5151)に一任して、破産手続開始申立の準備に入った。

昭和33年11月創業の給水タンク・ポンプ等の製造業者で、同37年9月に法人化。埼玉県八潮市及び栃木県栃木市に工場を、静岡市・東大阪市に営業所を擁し、業容を拡大してきた。平成4年5月期には年商68億円を上げていたが、近年は建設需要の低迷や競争激化により減収基調をたどり、平成16年5月期には年商27億円にまで減少。

経営再建に向けて、大証2部上場の東邦グローバルアソシエイツ(株)(旧・千年の杜)や平成21年2月まで大証ヘラクレスに上場していたオックスホールディングス(株)の監査役をしていた北山 欽一氏が約50%を出資し(平成22年1月で全株式を佐山社長に譲渡)、当社の取締役に就任。特に中国との取引拡大などで再建を図り、平成19年5月期には年商30億円にまで回復していたが、本社不動産売却による売却損計上などで同期の最終損益は3億5,200万円内外の大幅赤字転落となり、利益面は苦戦。その後は売上高もジリ貧で推移し、平成21年5月期には年商28億6,600万円内外に減少、利益面では3期連続の最終赤字を余儀なくされていた。

一方、現社長の先物取引による損失発生や数年前の代表取締役2名体制時の内紛などで信用面は低下し、一部取引先の撤退や取引条件の変更要請で、資金繰りも悪化していた。

このようななか、6月7日の手形決済が不調となった。都内の石油会社から予定していた入金7,350万円が振り込まれず、同額の手形が決済できなかったとのこと。次回決済であった6月20日(日曜日のため実質は6月21日)の決済資金の調達に動いていたが、不調に終わり、今回の事態となった。

佐山製作所のタンクはいろいろな現場で見かけます。また同社製の給水ポンプユニットや、同製品に使用されてるグルンドフォス水中ポンプなど、今後のメンテナンスがどうなるのか、動向を見守る必要があります。このニュース、正直びっくりしました。ポンプメーカー、グルンドフォスポンプはありますが、制御ユニットなどの部品調達は厳しい可能性があります。

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