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テラルの給水ポンプユニットNX-PCLなどで使用されているPRAバルブについているサーマルフロースイッチについて取り外してみました。
PRAバルブのこの赤丸印がサーマルフロースイッチ。これには二つの機能があります。
- サーマルスイッチ
- 締切運転などで水温が上昇したことを検知する機能
- フロースイッチ
- 約10L/minより小水量となったことを検知する機能
サーマルスイッチは締切運転など異常により水温が上昇しポンプが故障するのを防ぐために停止させるスイッチです。フロースイッチは使用水量が少なくなったことでポンプを停止させるためのスイッチです。
このたんなる棒のどこにそんな機構が?樹脂とコーキング材のようなもので充填されているのを割り剥がしながら取り出しました。
剥がしたゴミくず。剥がすのはとても困難です。
取り出す際にリードスイッチや基板が割れてしまいました。
内部の部品
リードスイッチとは不活性ガスで満たしたガラス管の両端からリード線を入れたもので、磁気が近づくと接点が動く仕組みです。ケーブル側の磁石のようなものがサーマルリードスイッチ。磁石の中にリードスイッチが入っており、熱でこの磁石の磁力が変化しスイッチが反応します。先端側のリードスイッチがフロースイッチ。逆止弁が閉まると赤矢印の磁気の部分(下記写真)がスイッチに近づき反応します。
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