google ADS
エバラMDPA型ポンプ オーバーホールをご紹介します。
コンテンツ
MDPA型のラインナップ
配管口径25A~65A 出力0.4kw~7.5kw
揚程 ~92.4m 吐出し量 ~625L/min
リンク先は商品の購入ページになります。
ポンプ型式について
- ポンプ口径
- ポンプ機名
- ポンプ段数(2から5まであります。段数とは羽根車の枚数で、多いほど揚程が高いです)
- 電源周波数(5:50Hz 6:60Hz)
- モーター出力(単位kw。小数点以下の場合は0が省略されます。0.4kw→.4)
- その他(S:単相100V仕様 A,B,C:同じ規格で揚程が異なる場合に付記されます。AよりBのほうが揚程が高いです)
このポンプは下記給水ユニットに使用されています
- BDRMD、BDPMD 定圧給水ポンプユニット
- BIRMD、BIPMD 減圧弁方式給水ポンプユニット
- BNAMD、BNBMD インバータ制御 給水ポンプユニット
インバータ の場合60Hzまで回転数を上げる為、60Hz品を使用しています。
ポンプオーバーホール時の部品について
図1 エバラポンプ ハンドブックより エバラ MDPA型 構造断面図(例)
メカニカルシール(図1 紫色)
メカニカルシールはポンプの軸から水が漏れないように常にシールしていますが経年数による磨耗やさびなどの砂を巻き込んだりすることにより傷がつき漏水するようになります。
ベアリング
回転軸を受け持つ為にモーターの前後に備わります。経年数によりベアリング玉が磨耗しスムーズに回転しなくなり異音が発生します。状況によっては回転できなくなり、過負荷となりポンプが動かなくなることもあります。
Oリング
分解する際にゴムのOリングを外すことになります。封水しているこれらのパーツも経年数により弾力を失い、再組立時に水漏れを誘発する可能性があるので交換します。
ライナーリング(図1 緑色 EPDM/SUS304)
ガイドベーン(図1 赤色 合成樹脂)
経年数による磨耗、割れがあり、再組立後に異音の発生などの可能性があるため交換をします。
ポンプオーバーホール手順
- ポンプを給水ポンプユニットから取り外します。
- ポンプ側を分解
- モーター側を分解
- ベアリングを組み込み
- モーター側を組立
- メカニカルシールを組立
- ポンプ側を組立
- 給水ポンプユニットに組み込み
- 試運転調整
という手順です。
※給水ポンプユニット用のポンプはメーカーによるオーバーホールです。
google ADS