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給水ポンプユニットでは頻度異常という警報が出るときがあります。
頻度異常とは
何が頻度異常なのかといいますと、一定期間の間にポンプの運転、停止の切替が多かったという警報です。
※表記写真はテラルのある機種の一例
一定期間というのは1週間ぐらいの機種が多いようです。
ですので、原因を治さずに、警報を解除しても、1週間後にまた警報が鳴ってしまいます。
頻度異常の原因
取扱説明書によると頻度異常の場合は下記の事を調べるように指示されています。
- 圧力タンクの封入圧不具合
- 逆止弁の漏水
- 建物内の微小の漏水
まずは、バルブ操作で圧力タンク内の水圧を逃し、空気圧を測りましょう。気になるようなら圧力タンクを取外し、空気層側に水が溜まっていないか、タンクを振って確認したほうがよりよいでしょう。
逆止弁は写真の赤矢印のような、ポンプの吐出し側の直近に組み込まれています。
ポンプ運転時に逆止弁をドライバーなどを使用し耳で逆流音がしないか確認します。
漏れているとシューと音が聞こえます。また、吐き出し側バルブを閉め、ポンプを停止させておくと、水槽側へ逆流して水圧が落ちます。
蛇口やトイレや配管など水漏れがあり、常に少量の水が出続けているときです。
建物が閉鎖期間中などで、ポンプ吐出し側のバルブを閉めた状態から開けた状態にしたときに圧力が抜ける場合は漏水だと考えられます。
と上記の3つの項目が一般的です。
ところが先日、このような事例もありました。
- 基盤の不具合
吐出し側のバルブを閉めた状態で、自動運転時にはポンプが停止するがすぐにポンプが起動してしまう状態でした。ポンプを運転停止した状態では圧力が保持されていました。基盤の電源を落とし再投入することにより解消しました。
頻度異常は、故障の前兆のようなもので、放置しておくとさらなる故障が発生しますので、完全に治しておいたほうが良いでしょう。
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