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チャッキ弁には用途によって主に3種類に分けられます。
チャッキ弁(スイング式)、ハンマレスチャッキ弁(リフト式、衝撃吸収式)、ボールチャッキ弁です。
それぞれについて説明します。
チャッキ弁ですが、逆止弁、チェッキ弁とも呼ばれます。逆止弁と、読んで字の通り、水を逆流するのを防ぐことを目的に配管途中に設置するものです。これが壊れるとこんな現象が。
- ポンプが停止すると、配管内の揚げた水が水槽へ逆流する。
- 交互運転のタイプで反対側の逆止弁が機能せず水がそちらへ逃げてしまい、水圧が上がらない。
- 地下からの吸上げタイプのポンプでエアが混入し吸い上げられなくなる。(この場合はフート弁不良の時もあります。)
上記のようなときは逆止弁の不良が疑われます。
コンテンツ
チャッキ弁
写真は荏原VCSD ねじ込み式 チャッキ弁
簡易的な逆流防止ではこちらを使用します。多いのは汚水・雑排水のポンプ、高低差があまりない場合の配管、循環水配管などです。
ハンマレスチャッキ弁
写真は荏原 CVRSN ナイロンコーティング チェッキ弁
逆止弁内部にスプリングが入っていて、閉止する際にゆっくりと閉まり、衝撃を吸収します。
ハンマーソフトチェッキ弁と呼ばれることもあります。
代表的な商品として石崎のスモレンスなどが使用されます。
飲料水の揚水ポンプの吐出し側に設置し、ポンプが停止した際、高置水槽との高低差で水撃が加わるのを防止します。材質としては鋳鉄のほか、ナイロンコーティング(以下NC)と呼ばれるコーティングを施したもの、ステンレス(以下SUS)製のものがあります。飲料水では赤水抑制の為、NCかSUSのものを採用します。
バイパスがついているタイプもあり、手動で逆流させることができ、ポンプへの呼び水、機能の確認、配管内の排出が容易です。
給水ポンプユニットでは配管内にチャッキ弁が組み込まれています。
ボールチャッキ弁
写真は荏原 CVFP 汚物チャッキ弁(樹脂製)
汚水の逆流防止に使用されます。弁体がボール型のため、異物が引っ掛かりにくく、機能不全を起こしにくくなっています。
樹脂チャッキの内部の写真です。ゴムボールが見えます。
この樹脂チャッキ弁は縦向きでのみ使用できます。
チャッキ弁の材質には、鋳鉄、樹脂、ステンレスなどがありますが、水槽内に使用する場合は、腐食しない樹脂製もしくはステンレス製をお勧めしています。
チャッキ弁の購入はポンプショップアクアでどうぞ
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