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テラルキョクトウ U-50PCL-32x32M52.2W

テラルキョクトウ リルエース U-50PCL-32×32M52.2W

テラルキョクトウ U-50PCL-32×32M52.2W を紹介します。

製造時期
1986年~2003年
運転方式
並列運転
制御方式
吐出し圧力一定制御 減圧弁方式
吸込口径
32A
給水量
20L/min-260L/min
圧力設定範囲
2.4~2.9
出力
2.2kW
電源
3相 200V 50Hz

※本記事の写真は分解搬出したものを撮影時に簡易的に組みなおしていますのでホースなどが切断されていたりボルトナットが無い箇所がありますのでご了承ください。

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ナショナル PH-32BGM11-K 増圧直結給水装置

ナショナル PH-32BGM11-K

ナショナルのPH-32BGM11-K直結増圧給水ポンプ(ブースターポンプ) を紹介します。

製造時期
2000年頃
運転方式
交互運転
制御方式
インバータ方式
吸込口径
32A
給水量-全揚程
150L/min-31m
出力
1.1kW
電源
3相 200V 50/60Hz

※本記事の写真は分解搬出したものを撮影時に簡易的に組みなおしていますのでホースなどが切断されていたりボルトナットが無い箇所がありますのでご了承ください。

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テラル SX-PCL502-52.2DL

テラルキョクトウ SX-PCL502-52.2DL

テラルキョクトウ SX-PCL502-52.2DL を紹介します。

製造時期
1999年~2006年
運転方式
交互運転
制御方式
吐出し圧力一定制御 減圧弁方式
吸込口径
50A
給水量-全揚程
20L/min-34m 300L/min-24m
出力
2.2kW
電源
3相 200V 50Hz

※本記事の写真は分解搬出したものを撮影時に簡易的に組みなおしていますのでホースなどが切断されていたりボルトナットが無い箇所がありますのでご了承ください。

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テラル NX-65VFC402-2.2W 高温異常で停止した原因

※弊社では修理の受付はしておりませんのでメーカーへご依頼ください。個別の症状についての質問はご遠慮ください。
テラル NX-65VFC402-2.2W
ポンプ機種
テラル NX-65VFC402-2.2W 8年程度経過

現象

  • 高温異常警報がでる

といったことがありました。閉め切ったポンプ室内ですので夏の気温によるものなのかも含め、判断が難しいところでした。

原因

運転状況をみると、ポンプ運転ランプが点滅から早い点滅に変わり小水量停止動作に移行するがすぐに点灯状態となり運転が止まらない状態でした。高温異常というのはポンプ本体についているサーミスターで温度を検出しています。この温度が上がったので異常を検出して警報を出しています。
サーマルカメラで撮影してみました。

ポンプユニットの温度分布
ポンプユニットの温度分布

部屋の温度が38℃程度で、ポンプ自体は42℃でしたが、高温異常が出るほどではありません。(※機器仕様として設置場所も液温も40℃までですので良くはないです。)左上のインバータの冷却器が高温となっていますが、冷却ファンが故障しているためです。

ポンプの運転設定などを確認しながら見たところ小水量停止移行時の回転数が加速した際に設定した水圧36mに達することができず、通常運転に戻っているようでした。
修理までは揚程の設定値5m程度下げた29mとして応急処置としました。
以前に逆止弁の故障(逆流)があり連続運転で加熱したことがあったため、それも要因かと思いますが、どの故障が最初に発生したかは判断が付きません。
継続しての複数回に分けての修理でしたが結局、サーミスター、フロースイッチ、逆止弁、インバータ冷却ファンの交換、ポンプのオーバーホールを実施いたしました。

ポンプ

給水ポンプユニットからポンプを取り外しました。

テラル UNX402-2.2
テラル UNX402-2.2

吸込み側を覗いてみますと
ライナーリング損傷の状態
ライナーリング損傷の状態

ライナーリングが外れてしまっています。
ポンプケーシングを外しました。
ライナーリングが外れたケーシング 5NX-2
ライナーリングが外れたケーシング 5NX-2

中央部のライナーリングが破損しています。
破損したライナーリングは羽根車に吸い込まれて挟まっていますので、羽根車からゴムをひとつひとつ取り除きます。

ライナーリング

破損したライナーリング
破損したライナーリング

新しいライナーリング
新しいライナーリング

ゴム部品ですので経年と、併せて熱をおびてしまうと膨張するようです。新しいライナーリングはツメが4つになっているので多少は破損しにくいかと思います。今回はポンプを分解しましたのでベアリングも含めオーバーホールを行いました。修理を行った結果、50Hz運転時に揚程34mが44mに回復しました。ライナーリングが破損していたことでポンプの能力が落ちていたようです。予防保全の観点からすると7年程度までにオーバーホールを行うのが無難かと思います。
※弊社では修理の受付はしておりませんのでメーカーへご依頼ください。個別の症状についての質問はご遠慮ください。