荏原製作所 32UBPPA5.4S
1985年頃の給水ポンプユニットです。
- 吸込み口径 32A
- 並列交互運転
- 定圧給水
- モーター出力 0.4kw 100V 単相
- 水量 90~154L/min
- 揚程 17~10m
- ポンプ 32P1215.4S
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1985年頃の給水ポンプユニットです。
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給水ポンプユニットには圧力タンクがついています。
メーカーでは6か月に1回の空気圧の点検、及び3年での交換が推奨されています。
まずは断面図です。
NOKカタログより抜粋
http://www.nok.co.jp/product/fluid.html
タンクの上側に空気、下側に加圧された水が入っています。その間にはゴムの膜(ブラダといいます。図の水色の部分)で隔離されています。この上側に入った空気圧を点検する必要があります。
空気の注入口やゴム膜を空気が透過することで空気圧が低下していきます。
空気の圧縮性を利用したもので、流体の圧力を蓄えて、瞬間的に大量の圧力流体を供給したり、脈動や衝撃圧などを吸収することができます。
ところが、ブラダに穴が開くと下側の水が上側に漏れてきてしまい、最終的に上下とも水で充填されてしまい役割を果たさなくなります。
圧力タンクを切断するとこのようになっています。
写真右側は水室ですのでコーティングされてきれいですが、写真左側の空気室は水が溜まって錆が酷くなっています。本来はきれいな状態です。
穴あきの要因のひとつが空気が抜けている場合です。
空気が抜けていると、ブラダが空気室側に引っ張られ、容器と接触し摩耗します。その個所が弱くなり穴が開く要因の一つです。
ブラダも厚めのゴムで簡単にはパンクしませんが、空気が抜けたまま使用すると寿命が縮まります。空気圧の点検時は水室側の水を抜いてから空気圧を点検します。
ブラダが破損した場合はゴムの汚れや錆が蛇口より出てくることがあります。
1988年頃の給水ポンプユニットです。
続きを読む 荏原製作所 32UDRF51.5 エバラフレッシャー
1990年頃の給水ポンプユニットです。
続きを読む テラルキョクトウ A-50PCL326-51.1W
給水ポンプユニットにも寿命があります。故障したら修理になりますが、修理費が新品に近い金額だったり、故障頻度が高く断水になり迷惑がかかることがあります。車も10年位とか冷蔵庫は8年位で交換、というのがポンプユニットにもあります。いつ頃が交換時期なのか?というのがこの話題です。
続きを読む 給水ポンプユニットの耐用年数
一般的に飲用に使用するポンプは浸出性能基準を満たしているものが使用されます。その性能を満たしていないものは使用しません。ですので、排水用の水中ポンプが安いからといって、飲用水用に使用することはありません。
1990年頃の給水ポンプユニットです。